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Claude Code でサイトをリニューアルする前にやった3つの準備

自社サイトを Claude Code で4日間リニューアルした実例シリーズ第1回。環境構築・技術スタック選定・自動デプロイ設計の3ステップを解説します。

Claude Code でサイトをリニューアルする前にやった3つの準備

「AI でサイトを作れる」という話は増えましたが、実際にどこまでやれるのか。弊社では自社サイト dreamsound-ltd.com を Claude Code だけで4日間リニューアルしました(要件とデータが揃っていれば、デザイン・実装で約4日間)。6ページだったサイトは14ページになり、FCP は 6.5秒から4.8秒へ、LCP は 8.0秒から5.4秒へ改善。このシリーズでは、その全工程を実例ベースでお伝えします。

第1回は「手を動かす前にやったこと」。AI を使うからといって、準備をスキップできるわけではありません。むしろ 準備の質がそのまま成果の質になります。

準備① 開発環境を整える

Claude Code はターミナル上で動く AI ツールです。ファイル操作、Git コミット、ブラウザ確認まですべてコマンドラインで完結します。そのため、ローカルの開発環境がそのまま AI の作業環境になります。

今回用意したのは以下の構成です。

  • WSL2(Windows Subsystem for Linux) — Windows 上に Linux 環境を構築
  • Node.js / npm — フロントエンドのビルドツール
  • Git — バージョン管理とデプロイの起点

リポジトリは WSL2 のネイティブファイルシステム(/home/ 以下)に配置しました。Windows 側のファイルシステムを経由すると I/O が遅くなるためです。

準備② 技術スタックを選ぶ

リニューアル前のサイトは WordPress + Bricks Builder で構築していました。表示速度に課題があり、CSS の管理コストも高かった。そこで選んだのが ヘッドレス構成です。

レイヤー 技術 役割
フロントエンド Astro(SSG) HTML を事前生成。JavaScript ゼロで高速表示
コンテンツ管理 WordPress + WPGraphQL 記事・プロジェクトの管理はそのまま WordPress
ホスティング Cloudflare Pages 静的サイトを世界中のエッジから配信
ルーティング Cloudflare Worker /wp-admin 等の管理系 URL だけ WordPress へ中継

WordPress のコンテンツ管理画面はそのまま使いつつ、表示側だけを高速な静的サイトに切り替える。この構成なら、コンテンツ担当者の作業フローを変えずに速度改善ができます。

準備③ 自動デプロイを設計する

AI が書いたコードを手動でサーバーにアップロードしていたら、スピードの意味がありません。Git push するだけで本番に反映される仕組みを先に作りました。

  • git push origin main → GitHub Actions が起動 → rsync でサーバーへ自動デプロイ
  • WordPress で記事を公開 → Cloudflare Deploy Hook → Astro が再ビルド → 静的ページ更新

この2つの自動化により、Claude Code が変更をコミットした瞬間から数分で本番に反映されます。AI との作業で最も大切なのは フィードバックループを短くすることです。「変更 → 確認 → 修正」のサイクルが速いほど、4日間でできることが増えます。


次回予告

環境が整っても、AI に「サイトを作って」と言うだけではうまくいきません。第2回では CLAUDE.md というプロジェクト設定ファイルを使って、AI に要件を正確に伝える方法を解説します。


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